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雄峰舎 八幡印刷出版部

中世鷹飼の春秋

好評発売中

鷹狩の種々相12話・「蒙求臂鷹往来」12か月

  • 2018年6月30日 発行
  • 著者:山名隆弘
  • 発行者:雄峰舎
  • A5判 横148mm 縦210mm 118頁 並製本
  • 定価 1389円+税
  • ISBN978-4-904724-20-0

「鷹狩の種々相12話」。そして、戦国時代の鷹飼いの技と心を説く手紙文「蒙求臂鷹往来」12か月の現代語訳。
徳川将軍家の退場とともに失われた我が国放鷹文化の魅力を味わう一冊。

東京農業大学名誉教授 小泉武夫氏 推薦のことば

著者は歴史学博士としての、日本の鷹飼(鷹を飼養して狩りをすること)研究の第一人者である。本書では「鷹狩とは何か」という基本から始まり、『日本書紀』から織豊時代そして徳川将軍に至る中世鷹狩の歴史を流れるように 語り、また神事としての鷹狩の意味も興味深く語っている。さらに得られた獲物(雉、鴨、鶴、白鳥、鶉など)の食膳、酒肴の料理法に触れているのも貴重である。一方、鷹を耽溺する余り、名鷹を求めて日本各地に目を凝らす信長、信玄、秀吉、家康らの話も面白い。
 また後半では、幻の鷹書としてその全貌解明が待たれていた『蒙求臂鷹往来』の全文を解読し、当時の鷹狩の様子を生々しく再現しているのは殊功に値するものである。

内容紹介

[前篇]
鷹狩の種々相
(一)鷹狩とは何か/(二)魂の鳥/魂覓ぎの鳥/(三)野行幸/(四)大臣家大饗の御鷹飼渡/(五)鷹飼の罪業観/(六)鷹の由緒/(七)鷹狩停止令と諏訪の鷹/(八)諏方大明神畫詞/(九)鷹の鳥料理/(十)諏方のにえかけ/(十一)目赤の鶴取鷹をめぐる豊臣秀吉と伊達政宗/(十二)日光東照宮の鷹絵額

[後篇]
蒙求臂鷹往来
第一条(一月)往復/第二条(二月)往復/第三条(三月)往復/第四条(四月)往復/第五条(五月)往復/第六条(六月)往復/第七条(七月)往復/第八条(八月)往復/第九条(九月)往復/第一〇条(十月)往復/第一一条(十一月)往復/第一二条(十二月)往復