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雄峰舎 八幡印刷出版部

灰色な青い空

完売

元の生活をかえせ・
原発被害いわき市民訴訟原告団30人の意見陳述

  • 2016年5月20日 初版第1刷発行
  • 編者:元の生活をかえせ・原発被害いわき市民訴訟原告団
  • 発行者:元の生活をかえせ・原発被害いわき市民訴訟原告団
  • A5判 横148mm 縦210mm 162頁 並製本
  • 定価 1,000円+税
  • ISBN978-4-904724-11-8

内容紹介

産後2日目、急遽退院せざるを得なかった/お金では到底埋められない、損害は誰の責任で生じたのか/「ふるさと」にいながら「ふるさと」を失った思い、わかって/日本の歴史上最大にして最悪の公害に、歴史に耐えられる判断を/豊かな里山、安心して農業に携われるような環境に戻して/この地を捨てて移住することも出来ない/豊かないわきを取り戻し、子や孫に手渡してから死にたい/地震が起きるたびに、「原発は大丈夫か」と考えさせられる/大切な自然の中での保育が出来なくなった/大人として頑張れる体力を蓄積する時間が奪われた/「きれいな好間川にしてほしい」中学2年生だった私の願い/ホットスポットが里山から子どもたちを遠ざけた/当時妊婦だった人の心配や痛みを少しでも分かってほしい/事故後に妊娠が判明、放射能の存在が頭をよぎる/高齢者が置き去りにされてしまいました「関連死」と思われる人が何人かいます/障がい者の避難受け入れ、職員と共に苦闘の連続だった/福島産の野菜は引き取らない、若い世代の夢を砕いた原発事故/安全で味のいい野菜を届けるのが誇りだった山間部のお年寄りの寿命が縮まないか心配/原発事故当時、高野町の区長をしていました立場上、自主避難をするわけにはいきませんでした/大久町は、福島第一原発から南30キロ圏内にある地域です山は、私にとっては「宝の山」でした/原発事故前まで、楢葉町のタクシー会社に運転手として勤務していました。私は、障害を持ちながらも、自分が出来る仕事に誇りを持っていました/和食店を開こうと東京で修業を重ねました今、常磐沖の魚は、築地では「捨て値」でしか取引されない/次女夫婦は、孫たちのためにいわきを離れることにした/ママ、僕の体には菌が入っているの?子どもたちもストレスをため、夜泣きをしたり、すぐに兄弟喧嘩に/取引先もすべて避難してしまい…水産業者は日々闘っています/第11回公判 更新弁論 事故は収束していないし、被害は依然として続いている/子どもたちの被害の実態を肌で感じてきた保育士として当たり前の日常を送るという権利を奪ったこと、許せなかった/医療従事者の滞在者としての苦しみ、立場上逃げられなかった/原発事故は生徒の学習や生活に大きな影響を与えています/日本語を十分に理解できない妻にとって、放射能がどんなに恐怖であったか/今でも、あの頃のことを思うと涙が出てきます